十勝岳   2077m         NO-151 2006/9/27 単独(車R) 天候 曇り/強風/雨 気温 マイナス1℃ 走行`  180km           

十勝岳登山口〜三段山〜大砲岩〜十勝岳頂上〜上富良野岳〜十勝岳登山口       日本百名山

望岳台コースからの時は事前に調査してください。
62U噴火口は98年より噴煙活動活発化風向きによっては火山性ガス要注意とあります

登山二日目

トムラウシ東大雪荘05:00〜十勝岳登山口(08:40〜90:10)〜三段山(10:30)〜大砲岩(11:33)(予定のルートを外れる)

〜昼食(11:40〜55昼食)十勝岳山頂(12:30〜大砲岩(13:07〜上富良野岳(13:58)〜

駐車場(15:45)
                      行動時間 7時間15分 休憩含む


 トムラウシ温泉東大雪荘を05:00の出発、途中、中富良野付近でのコンビ二で行動食を購入し、朝食を摂る。
十勝岳温泉を登りつめた左側に50台程駐車が出来る駐車場と2重ドアのきれいなトイレがある。
朝食の時間を除いても3時間もかかってしまった、到着したのは08:30、駐車している車は右側にある温泉宿に来ている客の車らしい。

09:10歩き始める。
30分ほどでヌッカクシ富良野川の上流の河原に出る、突然、安政火口→の指導標が現れる、
引き返し三段山分岐まで戻り三段山ルートを目指す

5万分の一の地図には、風の強い日は望岳台ルートからだと火山性のガスに注意されたいとある
風向きによっては有毒ガスが登山道を覆う、立山室堂の地獄谷が胸をよぎる。

風の強い今日はこちらの方が安全と思い、三段山経由で行く、このルートは転倒、滑落、落石有り
一般向きでない」とあり破線ルートになっている事を下山した後で知るも、
後の祭り三段山頂上から上ホロカメットク山から富良野岳方面の素晴らしい遠望が見られたが、頂上に出ると
谷から吹き上がってくる風が一段と強くなってきた、下のほうに石灰成分で白く見えるやせ尾根が
見える。

頂上に2メートルほどのロープが張ってあったが導標も何一つ無い。
50〜70センチのヤセ尾根にさしかかると、15メートル前後の強風が吹き始めガスが出て来た。
ここを過ぎれば何とかなると思い、石灰質の尾根を強風に飛ばされないよう、四輪駆動で這うようにして、尾根を通過する、這い松帯を登り、、鞍部のフリコ沢の上部をトラバース、

OP尾根に取り付く、やせた岩場となり、カニのヨコバイのような所が現れる、鎖もロープも梯子も無い、左が岩場、右が切れ落ち登山道が崩落して足場がない。

左側の岩壁に北大ワンゲルの学生00さんの遭難の碑が埋め込まれていた。
右側は足を滑らせると数百メートル滑落する。
ここまで2時間以上登って来ている、心拍数が速くなり、心臓が締め付けられそうになった。頭の中は真っ白。

リュックを下ろす場所も無いが、こんな時はブドウ糖の結晶を食べると落ち着くことは以前、武尊山の大岩岳でV字の岩場に根回り1メートルくらいの木が、上の岩場から落下しスッポリV字のルート上に挟まり進路をふさいでいた、そこを乗り越え、カニのヨコバイの下の鎖の上に、登山靴で乗り5m位を移動しない限り帰れない、その時、ブドウ糖の結晶を含むと元気が出て来たことを思い出しポケットから取り出し数粒をほうばると、元気と勇気が湧いてきた。

谷側から吹き付ける15メートル前後の風さえなければと思いながら、僅かに出たもろい岩を確かめながら、足をかけ、つかむ岩も引いてみて崩れないか確認しながら何とか通過、大変長く感じた恐怖の岩場である。

三段山から1時間30分、大砲岩の尾根に出た時はなぜか分からないが思わず涙が出て来た。
こんな怖い思いまでしてなぜ山にくるのか、その思いは尾根に出るとすぐに消えてしまい頂上に向かった。

十勝岳稜線に出てまもなく高さ50センチX1mほどの風を遮る場所を尾根に見つけ昼食をすます、頂上まで安全な尾根歩き

砂交じりの強い風が吹き付けるが先ほどのことを思えば天国、頂上近くになるとアラレ交じりの雨がポツンポツンと真横から顔に当たる。
防寒服は防水の為、雨具のズボンだけ着用する、温度計を見るとマイナス1℃に15メートル前後の風で、体感温度はマイナス15度位、寒さは厳冬期の今年1月3日雲取山縦走でマイナス16度位は
体験し、防寒対策はしてきた。

頂上への到着は12:30分、写真を撮り急ぎ上富良野岳経由で300段の階段の有る登山道を下る頃は、雨も本降りとなってきた。
駐車場に付いたのは15:40であった

それにしても指導標が殆ど無く、国土地理院の2万5千分の一の地図には三段山から先のルートは記入されていなかった。


当日の宿の民宿千葉荘のオーナーは山のガイドや山スキーのガイドもされ、5年ほど前に三段山からのルートは登ったが、雪で登山道が崩落し、2年ほど前から使われていませんよ〜と聞いた時は、
今日の怖さが蘇ってきた。
生きて帰還出来たことを心の中で神にお礼する。



 



十勝岳登山口の駐車場トイレ有り(乗ってきたレンタカー) 十勝岳、富良野岳登山口青い屋根は登山届け箱)
十勝岳登山口駐車場 
(乗ってきたレンタカーときれいなトイレ)
駐車場右横からの登山口
下の白く見えるところは駐車場のあるところ
三段山ルートに入り30分ほど登った所の池 白い部分は駐車場のあるところ
三段山から大砲岩方面を望む(ザックカバーがバタバタと音を上げる)
三段山から大砲岩方面を望む
 (15メートル前後の強風が吹きつける
三段山  白い石灰質のヤセ尾根
三段山 白い部分は石灰質のヤセ尾根でロープや鎖はない、
この右側の急斜面を登ると登山道が崩壊し足場の無い恐怖の
岩場が待っていた
大砲岩 (この向こう側に怖い岩場がある)
大砲岩 (岩の向こう側から登ってきた、
写真を撮る余裕は無かった)
下の岩場に滑落し逝った北街道大学ワンゲル部員の
碑が岩に埋め込まれていました。  (合掌)   
50メートルのロープがデポされている、下までは4巻は必要でしょう 十勝岳と稜線
デポされている50mのロープ、滑落すると
200mは必要でしょう(生存率は低い)
登山者は一人もいない稜線山頂まであと
 1時間         (大砲岩付近にて)
十勝岳山頂 2077m 振り返るとガスで覆われ始めた十勝岳
 十勝岳 山頂  ガスがかかってきた十勝岳 (上ホロカメットク山付近より)
振り返れば十勝岳と稜線 上富良野岳にて
振り返ると十勝山と稜線上のルート  上富良野岳より
上富良野岳 河原に出ると岩に富良野岳方面と書かれている
上富良野岳(ここから下山する) 河原に出ると岩に富良野岳とペンキで書かれているが
(導標が少ない)


登山の翌日富良野に有る彩の里 に寄りました、下は富良野の町です2006/9/28
マリーゴールドイエロー
ラベンダーの替わりに鮮やかなサルビアの赤 マリーゴールドイエロー
 

天候が悪く幌尻岳山行は川を2時間程遡上して行く為、水嵩が増すと帰れなくなる、
幌尻岳は中止して旭山動物園に変更する

日本一の入場者数を誇る旭山動物園  2006/9/28


人気のペンギン館
旭山動物園正面入り口  人気のペンギン館 
 透明なパイプの中をアシカが通り抜けるたびに歓声が上る 人気のペンギン館
 円筒形のパイプの中をすり抜けるアザラシ ガラスの海底トンネル 
北極熊が水中から飛び上がるたびに歓声があがる
 北極熊が水中から飛び上がるたびに歓声が上る




2006/9/27〜28費用内訳
民宿 千葉荘
1泊2食付個室

旭山動物園 入園料
 駐車料金
ガソリン代30L
走行`数   507km



合計 
 5800 

   580
   500

  4000


【十勝岳山行】
 10880円









【トムラウシ山行】
59289円
2006/9/25〜28
3泊4日
 
費用合計 70.169円
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